「Web3って最近よく聞くけど、何だか難しそう…」
「仮想通貨やNFTに興味はあるけど、何から手をつければいいか分からない」
「詐欺やハッキングの話も聞くし、一人で始めるのはちょっと怖い…」
もし、あなたが今、そんな不安を抱えているなら、ご安心ください。
実は、Web3の世界は正しい手順さえ知っていれば、誰でも簡単に、そして安全に始めることができるんです。
この記事を最後まで読めば、PC操作に自信がない方でも、たった5つのステップでWeb3デビューを果たすための全知識が手に入り、今日から未来のインターネットを思いっきり楽しむ準備が整います。
もう「よく分からないから」と、新しい波に乗り遅れるのは終わりにしましょう。
そもそもWeb3とは?Web2との違いを身近な例でサクッと解説
具体的なステップに進む前に、ほんの1分だけ「Web3とは何か」についてお付き合いください。専門用語は一切使いません。
一言でいうと、Web3は「個人が自分のデータを管理できる、新しいインターネット」です。
ピンと来ないかもしれませんね。では、今あなたが使っているSNSを思い浮かべてみてください。
- これまでのWeb2の世界: あなたの投稿やアカウントは、企業のサービス(サーバー)上にあります。もしその企業がサービスを終了したら、あなたのアカウントやデータは消えてしまいます。これは、まるで「家具付きの賃貸マンション」に住んでいるようなものです。便利ですが、自分の所有物ではありません。
- これからのWeb3の世界: あなたのデータやデジタル資産(NFTなど)は、あなた自身が管理するウォレットの中にあります。特定の企業に依存しないため、サービスが終わってもあなたの資産が消えることはありません。これは、例えるなら「土地と権利書付きの自分の家」を持つようなもの。
つまり、プラットフォームに縛られることなく、自分の大切なデータを自分で所有できるのがWeb3の革命的な点なんです。
【全体像】たったこれだけ!Web3を始めるための5つのステップ
まずはWeb3デビューまでの全体像を把握しておきましょう。意外なほどシンプルですよ。
- Web3世界の”お財布”となるウォレットを作成する
- 日本円と仮想通貨を交換する取引所を開設する
- ウォレットに軍資金となる仮想通貨を送金する
- Web3サービス(DApps)に接続してみる
- 最新情報をキャッチアップする情報収集法を知る
この5つのステップを、一つずつ丁寧に、解説していきます。さあ、未来のインターネットへの扉を開けにいきましょう!
ステップ1:Web3世界の”銀行口座兼身分証”「ウォレット」を作成する
最初のステップは、Web3におけるあなたの分身となる「ウォレット」の作成です。
なぜウォレットが必要なの?身近なもので例えると
Web3におけるウォレットは、単なるお財布ではありません。その役割は、例えるなら「銀行口座 + 身分証明書 + 家の鍵」をすべて兼ね備えた、超重要アイテムです。
- 仮想通貨やNFTを入れておく「銀行口座」
- Web3サービスにログインする際の「身分証明書」
- 自分の資産にアクセスするための「家の鍵」
このウォレットがないと、Web3の世界では何も始まりません。
初心者ならこれ一択!おすすめウォレット「MetaMask(メタマスク)」
世の中には多くのウォレットがありますが、初心者の方は迷わず「MetaMask(メタマスク)」を選びましょう。キツネのアイコンが目印です🦊
なぜなら、利用者が世界で最も多く、ほとんどのWeb3サービスに対応しているため、使い方に困った時もインターネットで検索すればすぐに解決策が見つかるからです。まさに「Web3ウォレットの標準装備」と言えます。
【PC/スマホ別】簡単解説!メタマスクのインストール手順
以下のサイトをご覧ください。
PCの場合です。
スマホの場合です。
【完全ガイド】スマホ版MetaMask(メタマスク)のダウンロード~同期手順まで解説
【最重要】あなたの資産を守る「シークレットリカバリーフレーズ」の鉄壁な管理方法
⚠️ここがこの記事で最も重要なポイントです。⚠️
ウォレット作成の最後に、「シークレットリカバリーフレーズ」と呼ばれる12個の英単語が表示されます。
これは、パスワードを忘れたり、PCを買い替えたりした際にウォレットを復元するための「マスターキー」です。逆に言えば、これが他人に漏れると、あなたの資産は一瞬ですべて盗まれてしまいます。
絶対に、絶対に以下のことはしないでください。
- スクリーンショットを撮る(スマホやPCがハッキングされたら終わりです)
- PCのメモ帳やWordに保存する
- Google DriveやDropboxなどのクラウドに保存する
- 誰かに教える(公式サポートが尋ねることも絶対にありません)
私自身、Web3を始めた頃、危うくPCのメモ帳に保存しかけて肝を冷やした経験があります。あの時のヒヤッとした感覚は今でも忘れられません…。
ではどうするか?答えは「アナログで管理する」です。
✅推奨される管理方法
- 付属の紙やノートに、12個の単語を正確に書き写す。
- 書き写した紙を2〜3枚コピーする。
- それらを物理的に異なる安全な場所(例:実家の金庫と、自宅の鍵付きの引き出し)に保管する。
このくらい厳重に管理することが、Web3の世界では常識です。あなたの大切な資産を守るため、必ず実践してくださいね。
ステップ2:日本円を仮想通貨に両替する「取引所」を開設する
無事にウォレットが作れたら、次はそのお財布に入れるお金(仮想通貨)を準備します。そのために、”両替所”の役割を果たす「仮想通貨取引所」の口座を開設しましょう。
初心者におすすめの国内仮想通貨取引所3選【目的別比較】
日本の取引所は金融庁の認可を受けており、セキュリティも高いので安心して利用できます。ここでは、特に初心者の方におすすめの3社を目的別に比較しました。
私の個人的なおすすめは、bitFlyerです。ビットコイン毎日積立ができたり、ビットフィライヤークレカでの支払いに応じて付加されたポイントが、ビットコインで支払われるので、よく使っています。
【5分で完了】口座開設に必要なものと具体的な手順
口座開設はスマホで完結し、非常に簡単です。以下のものを準備しておきましょう。
- 本人確認書類(運転免許証 or マイナンバーカード)
- 銀行口座
まずは、一つ口座を開設しておきましょう。悩んだら、3つすべて口座開設してみましょう。それぞれの取引所での操作性の違いがわかりますので、使いやすい方で取引を開始できます。
Coincheck 今なら2500円分のビットコインがもらえます。
bitFlyer 招待コードを入れると、1500円分のビットコインがもらえます。
→紹介コード hohen3jf
ステップ3:ウォレットに軍資金となる仮想通貨を送金する
取引所の口座が開設できたら、いよいよウォレットに仮想通貨を送金します。これが、Web3の世界へ足を踏み入れるための、まさに「軍資金」となります。
なぜ取引所からウォレットへ送金するの?
「取引所に仮想通貨があるなら、わざわざウォレットに送る必要ある?」そう思った方もいるかもしれません。
これは、あなたが銀行の口座にお金を持っていても、お店で買い物をするには、現金を引き出すか、カードを使うか、スマホ決済アプリにチャージするようなものです。
Web3サービス(後述するDApps)を利用するには、基本的にウォレットを直接接続する必要があります。取引所に預けたままでは、Web3の機能を使うことができないのです。
送金する仮想通貨は「イーサリアム(ETH)」がおすすめ
Web3の多くのサービスは、イーサリアム(ETH)という仮想通貨を基盤としています。そのため、まずは少額のイーサリアムをウォレットに送金しておくのがおすすめです。
最初は数千円分でも十分です。慣れてきたら、必要に応じて追加で送金しましょう。
各取引所からメタマスクへの送金手順
Coincheck(コインチェック)からMetaMaskへETH送金の手順
【最新版】ビットフライヤーからメタマスクにETHを送金する方法
💡ワンポイントアドバイス: 初めての送金は、少額でテストすることをおすすめします。もしアドレスを間違えてしまうと、仮想通貨が戻ってこない可能性があるため、必ず慎重に行いましょう。私も最初は数百円分で試してみて、無事に着金したのを確認してから本格的に送金していました。
ステップ4:いよいよWeb3の世界へ!DAppsに接続してみよう
ウォレットに仮想通貨が入ったら、準備は万端です!いよいよWeb3のサービス、「DApps(ダップス)」に接続してみましょう。
DAppsとは?Web3の「アプリ」のこと
DAppsとは、「Decentralized Applications(分散型アプリケーション)」の略称で、簡単に言えばWeb3版のアプリのことです。
これまでのWeb2アプリ(TwitterやInstagramなど)が中央集権的な企業によって管理されているのに対し、DAppsはブロックチェーン上で動いているため、特定の企業に依存しません。これにより、透明性が高く、ユーザーが自分のデータをよりコントロールできるという特徴があります。
DAppsの楽しみ方!初心者におすすめのサービス
「DAppsって言われても、何があるの?」そう思いましたか?実は、すでに様々なDAppsが登場しており、多くの人が利用しています。
ここでは、初心者の方でも手軽に始められるDAppsの例をいくつかご紹介します。
- OpenSea(オープンシー):NFTマーケットプレイス
- 世界最大級のNFT(非代替性トークン)の売買ができるプラットフォームです。デジタルアートやゲームアイテムなど、様々なNFTを見て、購入したり、自分で作ったものを販売したりできます。
- 【楽しみ方】まずは有名アーティストのNFTを眺めたり、好きなクリエイターの作品を探してみるのがおすすめです。
- Uniswap(ユニスワップ):分散型取引所(DEX)
- 銀行や証券会社のような中央管理者がいない仮想通貨の取引所です。ウォレットを接続するだけで、様々な仮想通貨を交換できます。
- 【楽しみ方】取引所で扱っていないようなマイナーな仮想通貨を試してみたい時や、手数料を抑えて取引したい時に便利です。
- Decentraland(ディセントラランド) / The Sandbox(サンドボックス):メタバースプラットフォーム
- ブロックチェーン上に構築された仮想空間で、自分のアバターを操作して探検したり、他のユーザーと交流したり、イベントに参加したりできます。
- 【楽しみ方】無料のイベントに参加してみたり、有名ブランドやアーティストのバーチャル空間を訪れてみるだけでも、未来の体験ができますよ。
DAppsへのウォレット接続手順
OpenSeaにメタマスクを接続する方法は、以下の通りです。
MetaMaskを用いてOpenSeaに登録・ログインする方法を解説!
これであなたも、Web3の世界の一員です!
ステップ5:最新情報をキャッチアップする情報収集法を知る
Web3の世界は、毎日めまぐるしく変化しています。新しい技術やサービスが次々に登場するため、情報収集は非常に重要です。
信頼できる情報源を見つけるコツ
インターネット上には様々な情報が溢れていますが、中には誤った情報や詐欺まがいの情報もあります。以下の点を意識して、信頼できる情報源を見つけましょう。
- 公式情報を見る: 興味を持ったプロジェクトやサービスの公式サイトや公式Twitter(X)アカウントをフォローしましょう。これが最も確実な情報源です。
- 複数の情報源を比較する: 一つの情報だけでなく、複数のメディアや専門家の意見を比較検討することで、情報の正確性を高められます。
- 著名なメディアやインフルエンサーをフォローする: Web3分野に特化したメディアや、実績のある信頼できるインフルエンサーの情報を参考にしましょう。ただし、インフルエンサーの意見はあくまで参考程度に留め、最終判断は自分で行うことが大切です。
初心者におすすめの情報収集ツール・サイト
- Twitter(X): Web3業界の最新情報は、Twitter(X)でリアルタイムに発信されることが多いです。興味のあるプロジェクトや、著名な開発者、インフルエンサーなどをフォローしてみましょう。
- Discord: 多くのWeb3プロジェクトがDiscordでコミュニティを運営しています。参加することで、直接開発者や他のユーザーと交流したり、質問をしたりできます。
- CoinGecko / CoinMarketCap: 仮想通貨の価格やチャート、プロジェクト概要などを確認できるサイトです。新しい仮想通貨やプロジェクトを探す際にも役立ちます。
- 専門メディア(例:CoinPost,あたらしい経済など): Web3や仮想通貨に関するニュースや解説記事を日本語で読むことができます。
【必読】あなたの資産を120%守るために
ここまでWeb3の始め方を解説してきましたが、安全に楽しむためには、自己防衛の意識が何よりも重要です。
詐欺やハッキングから身を守るための鉄則
- シークレットリカバリーフレーズは絶対に教えない: ステップ1で強調した通り、これはあなたの資産のマスターキーです。運営やサポートを名乗る人物が尋ねることも絶対にありません。
- 不審なリンクはクリックしない: フィッシング詐欺の多くは、偽のサイトに誘導してウォレットを接続させ、資産を盗む手口を使います。メールやSNSで送られてきた不審なリンクは絶対にクリックせず、必ず公式サイトからアクセスしましょう。
- ウォレットの接続許可は慎重に: DAppsにウォレットを接続する際、何にアクセスを許可するのかを必ず確認しましょう。特に「資産の操作」や「無制限の承認」といった許可を求められた場合は、細心の注意が必要です。少しでもおかしいと感じたら、接続をキャンセルしましょう。
- 二段階認証を設定する: 仮想通貨取引所の口座はもちろん、メールアドレスなどにも必ず二段階認証を設定しましょう。
- 最新のセキュリティ情報をチェックする: ウォレットやDAppsの公式アナウンス、信頼できるセキュリティメディアなどで、常に最新の脆弱性情報や対策を確認するようにしましょう。
万が一に備えて「少額から始める」
最初は少額の資金からWeb3を始めることを強くお勧めします。万が一、予期せぬトラブルに巻き込まれたとしても、被害を最小限に抑えることができます。慣れてきて、自分でリスクを判断できるようになってから、徐々に扱う金額を増やしていきましょう。
Q&A:Web3に関するよくある質問
Q1: Web3はスマートフォンだけでも始められますか?
はい、スマートフォンだけでも始めることは可能です。MetaMaskのスマホアプリをインストールし、取引所のアプリで仮想通貨を購入すれば、ほとんどのステップは完結します。ただし、DAppsによってはPCからの操作の方がスムーズな場合もあります。
Q2: Web3は怪しい、危険だという話も聞きますが、本当ですか?
残念ながら、Web3や仮想通貨の世界には詐欺やハッキングの事例が存在します。しかし、それはインターネットの黎明期にウイルスや詐欺があったのと同じで、新しい技術には常に悪用しようとする人間が存在するためです。正しい知識と対策を講じれば、安全に楽しむことができます。この記事で解説したセキュリティ対策を徹底してください。
Q3: Web3で稼ぐことはできますか?
Web3の技術を使ったNFTの売買やPlay-to-Earn(遊んで稼ぐ)ゲームなどで収益を得る可能性はありますが、投資には元本割れのリスクが伴います。 必ず余剰資金で行い、安易な儲け話には乗らないようにしましょう。この記事は、安全にWeb3の技術やサービスを体験することに焦点を当てています。
まとめ:さあ、あなたもWeb3の最先端へ飛び込もう!
お疲れ様でした!この記事では、知識ゼロからWeb3を安全に始めるための5つのステップと、あなたの資産を守るための重要なセキュリティ対策を徹底解説しました。
- ウォレット(MetaMask)を作成し、リカバリーフレーズを厳重に管理する
- 仮想通貨取引所を開設し、日本円を仮想通貨に両替する
- ウォレットに軍資金となる仮想通貨を送金する
- DAppsに接続し、Web3の世界を体験する
- 信頼できる情報源で最新情報をキャッチアップし続ける
Web3は、これからのインターネットの形を大きく変える可能性を秘めた、エキサイティングな領域です。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、一歩踏み出して体験してみることで、新しい世界が広がっていくはずです。
さあ、この記事で得た知識と自信を胸に、あなたも未来のインターネットを思いっきり楽しんでみましょう!